モドル
執事
「これはタムリン様。よくいらしゃいました。長老が奥でおまちかねでございます。」

長老
「オウ!タムリンよ。よく来たな。まぁ、そこに座られよ。」

タムリン
「失礼いたします。」

長老
「して、こちらの御仁は?」

アトルシャン
「はじめまして、アトルシャンと申します。」

長老
「ほう、あなたがアトルシャン殿でしたか。タムリンから噂は聞いておりますぞ。すると、いよいよ旅立つつもりなのじゃな。」

タムリン
「はい。長老様のご恩は一生忘れません。」

長老
「うむ。さすれば、今、この町に滞在中のバルソムという剣士を訪ねてみるとよかろう。酒ばかりくらっておるが、剣の腕だけは頼りになるからの。それでは、アトルシャン殿、タムリンをよろしく頼みましたぞ。」

長老
「また、今度立ち寄られた時にはゆっくりしていってくだされ。」

タムリン
「長老様の言っていたバルソムさんって、協力してくれるかしら。」

アトルシャン
「とにかく、酒場に行ってみよう。」


【酒場】

アトルシャン
「バルソムさんですね。」

バルソム
「いかにも、わしはバルソムだが。おまえたちは何者だ?」

アトルシャン
「私はアトルシャン。長老様から、お話をきいてやってまいりました。どうか私たちに力を貸してください。」

バルソム
「長老が、そう申したのか。ふーむ…仕方がない。あの方には、恩義があるゆえ、むげに断るわけにもいくまい。共に戦わせてもらおう。」




バルソム
「俺も噂でしか聞いておらぬのだが、バギンとかいう魔道士が魔軍によって目覚めさせられた魔神ゴーレムを封じ込めるために「マジュレスの洞窟」にこもっているらしい。彼ならば、魔軍について何か知っているかもしれぬ。」

アトルシャン
「じゃあ、さっそく助けに行きましょう。」

【マジュレスの洞窟】

バギン
「勇気ある若者たちよ!魔神ゴーレムを倒すためにこの老いぼれに力を貸してくれぬか。奴は魔軍を率いる魔王ガルシアの僕であり、エルバードを滅ぼすために送り込まれてきたのだ。わが魔力によって、奥の祭壇に封印したのだが、それもガルシアによってまもなく解かれる。わしと共に戦ってくれないか?(Y/N)」

→NO
バギン
「そうか…わしの見込み違いじゃったか。」

→YES
バギン
「おお!イシュ・バーンのために戦ってくれるというのか。では、この破壊のルビーを与えよう。」



バギン
「魔神ゴーレムはもうじきガルシアの力で復活する、急いでくれ!」

バルソム
「やっかいなことになっていまったなあ。」



祭壇の上にある石が、妖しげな光を放っている。

バギン
「気をつけるのじゃ!奴の封印が解けるぞ!!」

祭壇の上の魔石は、その妖しい光をましていき、魔神ゴーレムへと変身した。

激戦の末、魔神ゴーレムを討ち果たした。

バギン
「さて、いくとするかの。何をぐずぐずしておる。魔軍と戦うなら、まずはエルバード王に会わねばなるまい。」



バギン
「まずはエルバードに行き、王に会うのがよかろう。」

バルソム
「久しぶりにエルバードの酒場で飲みたいもんだ。」

タムリン
「もう、バルソムさんったら、本当にお酒が好きなんだから。」

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