モドル

■探しに行こうよ

そんなに期待して、どころか全然期待せずにプレイしたんですが、これ、当たりですね。

主人公はある町に引っ越してきた少年で、町で出会う子供たちと友達になって
最初は小さな冒険から始まって、 最後は永遠の友情の絆を得ることのできるという伝説の土地を みんなで目指すことになるのです。


ストーリーはこんな感じなんですがなんですが、面白いのはストーリーよりも
ミニクエストを解いていく過程。
ミニクエストをクリアするには、友達のもっている特技をそれぞれ選んで
解決していきます。沢山手伝って貰えば貰うほど相手と主人公の友情度合いが
アップして、友達の能力値があがり、戦闘が楽になったりイベントが発生して
キャラに対する思い入れ度が上がります。でも、イベントが発生しても
ゲームの進行が楽になるわけではありません。ていうか、楽になったからどうやねんというくらい
難易度が低いので、お楽しみイベントみたいな感じですね。
最初は人様をバカにしていたあの子が、仲良くなると主人公を認めてくれて
大きくなったら一緒に冒険しようとか相棒にしてやってもいいよとか
ゆってくれるのは、妙に甘酸っぱいような、よっし思惑通りだぜいとか
思ったりとか色々です。
が、ミニクエストに連れていく仲間は最高三人までなので、ゲットできる友情度には
限りがあります。お気に入りのキャラばっかり選んでいくと速攻そのことの仲良しイベントがみれて
楽しいと言えば楽しいのですが、あまり連れていかなかったことの友情があがらないので
万一仲良くない子の特技があるミニクエストで必要だった場合は…、まあようある話ちやあそうなんですが
多少苦労しなければならないかもしれません。私はまんべんなくタイプだったので
誰とも仲がよかった代わりに、仲良しイベントを何個か見れませんでした。
ちょっとえらそうな風魔道士と金髪の剣士の仲良しイベントみたかったのに。
だからといってやり直す気力無し。

あと、そうですね。かなり地味ですが音楽もよいです。
ただ、結構簡単に解けてしまうゲームなので音楽を覚えるほど聞き込めない
せいと、恐らく本当にBGMとして作成した音楽…上手く説明できませんが
いい曲ではあるけれども静かすぎて盛り上がりとかドラマチックさにかける音楽
なせいで、あんまり覚えてられません。(笑)いい曲だったなあという印象しか残らない
。勿体ない。もう少し、サビの部分を作ったBGMだったらよかったのにと
思います。

グラフィックに関しては、他のサイトさんやら散々レビューでいわれてるから
私としては割愛。確かに表情はないし、3Dの動きもよくないですが
それはそれで。イマジネーションで補えないこともないです(笑)
キャラごとの性格等はイベントに参加させておけば仲良しイベントや
ミニクエスト中で色々喋ってくれますので、補えないこともないのでは
ないかと思います。まあ、よく言えば自由度が高い?ということなのでしょう。
ユーマ(侍の息子さん)やサヤ(忍者のお孫さん)の場合、しゃべり方やら
べたべたですけど、ある意味わかりやすいというかなんというか。
最初はユーマに対しても、無理してあんな喋りにせんでもいいのにと
思いましたが、慣れたら気にならなくなりましたね。

というわけで、結構お奨めなソフトなんですが
1000円前後ならまあ買ってもいいかなというレベル。
何故かというと、速攻で解けちゃううえに、やりこみ要素がないからです。
残念無念。友情イベントをつくるのならば
もっとそれをつっこむべきだったのでは?と思います。
あと、キャラ同士の友情ポイントを盛り込むとか。
10歳前後のお子様が主人公ですので、恋愛を加えるのは微妙ですが
誰かと誰かの仲がよくなると云々とかあったら再プレイも
あり得る話だったのでは?と思います。

そこら辺のRPGと比べたらストーリーもほのぼのしててよかったし
システムやらも面白いものだっただけに残念ちゃあ残念ですね。



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