殆ど大学に行ってなさげで、他人事ながら単位の修得が心配になってしまう主人公と、彼を囲む可愛らしい弟妹の、微笑ましくもハートフルな、でも時々どっきどきなこともあったりして、それがまた幸せな家族の一幕…なゲームです。

……んなわきゃあありませんわな。もしそれならば、誰が買うんですか。（笑）

　大学生の主人公は、可愛らしい弟妹より密かに（笑）思いを寄せられており、それは主人公が妹の部屋をのぞいたことをきっかけに直接的なアタックに変化します。もー、特に千夏ちゃんのアタックはストレート、直球勝負で私、もう押されまくり。でも、他の二人もまけてはおりません、お兄ちゃんを渡すものかと密かに努力を…ちうか、メインヒロインが千夏なので、他の二人はどうしてもサブキャラになってまして、攻略はちょっと難しいかな。しかも、噂の秋巳の選択肢が難しく、お兄ちゃんは一つ間違えばすぐに千夏ちゃんのアタックにめろめろにされてしまいます。やはり、姉妹の上に、性別が一緒…ちうのは、色々と問題があったりして、作る方にも葛藤やらこれでいいのか、いくら最近この手のが流行っている（？）からといって、こんなソフトを出してしまっていいのだろうか？という悩みがあった…のかもしれませんね。の割には、秋巳のルートでは思いっきり吹っ切ったＨを展開してくれてますが（笑）
　攻略とかシステムやらそいったレビューは他のサイトにお任せするとして、私個人としては…テキストに難あり、と感じてしまった時点で、評点が怒濤に下がってしまうんですねえ。

とにかくこれだけは言わせて下さい。Ｈなシーンだからといって、セリフの語尾にハートマークを付ければええっちうもんでもないと思います。もーー、ハートマークの嵐です。

例）「…お兄様ぁｖ」　「兄上様ｖ」　「してもらうんだもんｖ」

一セリフに一個はｖマーク。ごめん、私が年をくってるだけかもしれないけど、ハートマークの乱立は、それだけで馬鹿っぽくなるからやめて欲しい…個人的に。実際、こんなvを沢山つけたようなしゃべり方をするような人がいたら、私、ひいてしまいます。

さらに、Ｈしーんでしか使わないような擬音をセリフとしてだすのが安売りされてるのが気になりました。ヒロイン三人にその手の言葉に対して殆ど恥じらいが感じられなかった（あ、うそ。美冬は結構恥じらってましたね…ははは）のも…あ、そうか、これはえっちいのを楽しむだけのゲームだからそれでいいのか（笑）

うー、いくらえっちぃゲームでも、テキストを疎かにしたＡＶＧってのは痛いと思うんだが。ちうか、このゲーム、お兄ちゃん属性が好きな人向けで、それ以上でもそれ以下でもないものであったようです。ストーリーを楽しむゲームではなかったな。妹好きな人にお勧め、男の子と…っていうのを期待した人には一言。秋巳は、見た目胸のない女の子にしかみえません（笑）

弟妹に手を出しても、あんまり罪悪感のなさげな主人公に乾杯。