モドル

■ クッキングファイター好(ハオ)

今日のお題は「炎の料理人クッキングファイター好(ハオ)」

料理人は料理人でも、山岡さんのような硬派な料理人にあらず、熱血、純情、鈍感、一途…とまあ炎の料理人に相応しいスキルをふんだんに有した料理人なり。
…はい、ごめんなさい。主人公の声に惹かれて買いました。後悔はしてないけど、心を秋風が吹き抜けます
ひゅるりらー。

以下は、リアルタイムに私が書き残したツッコミ記録です。

第五話。

味四天王ウイキョウの技によって地に倒れるハオ!!
彼を思う少女クミンが叫ぶ。
「ハオ!私の愛を受け取って!!」
クミンの顔アップから、ハートが溢れ出す。

…をいをい、いきなりなんなんだ。

「!!おお!!」

って、ハオもそんなんで復活するな〜〜〜!!!っておい!!!!いつのまに二人はラブラブモードに!!

そもそも、五話のオープニングシーンで、
「判ってる〜〜〜(はーと)」
って出た時点でなんだかいやな予感はあった。もしや、これは、製作者意図的、主人公と一緒に行動する少女をラブラブにする理由つけ、或いはこのエピソードで二人はお互いの想いに気付き、晴れてカップルへ…!
っという、プレイヤーから見れば、あんたら何時の間にくっついたんかさっぱり判らん的展開への第一歩か!!??共に旅するうちに、二人は大切なものに気付いたのですよ、はっはっは(勿論、その旅の詳細はゲーム内では省略)なーんてことが判るか!!!!!!!!
つーか、嫁入り前の若くって可愛い女の子が、
「私もあなたと一緒に行きます!」
なんて言った日にゃ、どんな朴念仁だって
「おう、こいつは俺に気があるんだな」
って思うっつーの。しかも、二人っきりの旅やし。幸いなことに、ハオは料理のことしか頭にないクッキング馬鹿だったので、二人の旅はほのぼのぼのぼの
だけどねえ。ま、ソニー様のお膝元で、そんなアダルティな展開はないって。あっても困るし。ユーザーのほとんどはいたいけ(かどうかはしらん。少なくとも私は違う)なお子様方なんだからさ(にあり)

第六話

飛ばしてるなあ、初っ端からラブラブモード全開1000%。病に倒れたハオのために、クミンは料理を作るため、一人森へと食材を取りにいく…そこで…


「私…このままじゃハオの足手まといになっちゃう…」

もうなってます。もうとびっきりです。キングオブ足手まといです。人質にとられるわ、旅の途中に「おなかすいちゃった〜〜」と一人行動した結果、敵に襲われるというベタな展開!!!そうして今回もやる気満々いい感じ。
だが、許す!ハオへの想いゆえのその行動!美しいやないですか、無謀な行動も言葉も全ては愛ゆえ、あなたゆえ。

でたで〜〜、よくわかんねえ、中国忍者味影…中国に忍者がおったんかという無粋な突っ込みはやめておきたまへ。どっかのネオジャパン代表の熱血格闘兄ちゃんの兄上のクローン人間と似てるとかいうのは禁句なり。判っててもそれはいっちゃいかんいかん。そんな本当のことを…。声が一緒じゃなくってよかったよねえ…。これで声が一緒だったら…まんまやん。

おいおいおいおいおいおい。クミン、恋の心得ってなんでやねん〜〜〜(泣)愛のエナジー100%・・・っておい。何時の間に、恋しとんねんね?!二人っきりで旅までしといて、なにが相手に想いを…っていまさらだ―---!!!!


「このぉーーー(はーと)」
「やったなぁー(はーと)」

やめてくれー、やめてくれー。鳥肌が立つーーー(泣)ノーマルカップルが嫌いやとはいわんが、こんなにべたべただと疲れるよう(泣)


第七話。

「どこだ!どこにいる味影!」
…ハオの頭の上に乗っている味影に何故か気付かない熱血ハオ。気づけ…気づけよ、天才料理人。だから、クミンに
「料理以外のことにはてんで鈍感なんだから」
なんていわれるのだ。


第八話。

「レイ様!レイ様はハオのことをどうお思いなのですか?今でもハオのことを・・・」
「フォウよ。この娘、ハオをおびき出すには絶好のえさになる。丁重に扱えよ。」

…もし、もし万が一、これがもっと耽美系のRPGで、こんなにマイナーじゃなかったら、喜ぶ人多数なかんじの台詞ですなあ…。シュバルツ兄ちゃんだって、ここまではなかったぞ。今でもハオのことを…なんやね。二人は兄弟やっちゅうねん!!!フォウもフォウで、あなたの心にはハオが…とか誤解を招くような言動はやめてくりー。

でも、実はレイさんはフォウさんのことを愛してたんですけどね。よかったね、危険すぎる近親ラブじゃなくって…。

最終話。

うぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!味魔神を倒した技、技ぁぁぁ!!愛のラブラブ必殺技やんけ〜〜〜!!
「我愛ニー!」
ゆってんじゃない!!!

私、半死。クリアした私を再起不能にしたこのゲーム…。うっぱらいます、さようなら。


設定はあちこちに破綻してるしなんやねん!なんでそうなる!という部分も多かったが、それを上回るパワーとのりのよさでみせきったゲームでした。こいうの好きな人は好きやけど駄目な人はとことん駄目かもね(笑)

日本一ソフトウェア…今では「マール王国の人形姫」で一躍ちょっと有名ソフトメーカーですがその前はこんなんも作ってたんやねえ。

この、心を暖めるような安心感は、そう、例えば、今ではそこそこ名が売れてきたアイデアファクトリーの昔のソフト「スペクトラルタワー」を見ているときの安心感に似ているような気がする。


てなわけで、最後にひとこと。
やっぱり…どっかの格闘ガンダムに似てる…。にやり。



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