モドル

■ドラクエ7 プレイ日記

私的命名は魔物神父様のイベント。これでピンと来る人は少ないかもしれませんね(笑)


ここから先はネタばれになる可能性おおありなのでドラクエ7をプレイ中の方,或いはした事のない方はご注意ください。

教会に住み着いた魔物に怯えた村人が退治したら・・・それは村の神父様だったのだ!彼は,村人を護るためにモンスターと自分の姿を取り替え
「自分が生きている間は,村人を襲わない」
という契約を交わしたのでした。勿論,そんなことは知ってるわけがない村人は魔物(の姿をした)神父に恐怖し,そして攻撃をするわけですが,主人公たちが魔物を倒して真実を暴き,神父様は元の姿をとりもどしました。

が!そんときには,もう神父様,ズタボロです。村人たちは己の不明を恥じ,罪悪感で苦しみますが,それを見越した神父様は,自ら姿を消すのでした。村の少年,ルカスがたくした黄金の女神像だけを手に。

なんつーか,神父様,いい人すぎ・・・で切なかったなあ。私の想像ではこの人の年齢は30代。話を聞いた時は20代?と思っていましたが,ここまで人の裏の裏をよみ,人間が練れるのは20代ではちと苦しいかもと思い直しました。
でも,おじいさんっつーのも寂しいし,おじいさんなら村人に攻撃されたときにぽっくりあの世行き?ってことで。

ここまで彼が人格者になるにはどれだけ色んな苦労をしてきただろうとそればかり思っています。人間,どっか自分が痛い目にあわないと
なかなか人には優しくなれないものなので。怪我したことのない人には怪我の痛みは想像できないのと同じように,しんどい思いをしたことがなければそれがどんなものなのかわかりませんね。
それは当たり前です。
自分が大変な時にでも、人に優しくできる神父様は,きっと昔にたくさん辛い思いをしたに違いない,とか思ってましたね。
それとも,彼の場合は,信仰があの性格を支えているのでしょうか。

村人のしたことは,間違いではあったけれど間違いを正すのに,遅すぎたからもうしても仕方がないってことはないはずなので。あれはあれで仕方がなかったのでしょう。
現在の村の状態でも同じことです。魔物神父様のお話が,都合よく作り変えられているのも・・・
まあ,あまり潔い方法ではありませんが,言えないよねえ昔,自分たちは村を救ってくれた神父様を殺そうとしました,なんて。神父様と一緒に悪い魔物を退治しました,の方が気分いいもの。幸い,何も証明するものがないし。

・・・ああ,でもやっぱり神父様はあのイベントで死んじゃったんだね。
私は絶対どこかでまた生きていると信じていたかったのに。


モドル